Loading
CS情報はこちらから 年間会員特別サービスはこちらから

メールマガジン 配信登録

2008年3月28日号
IT・デジタル関係をテーマにした「大前研一のIT時評」が夕刊フジで毎月第四金曜日に掲載されております。
 
テーマ1:ドコモ―浮世離れした品質検査
ソニー・エリクソンがNTTドコモ向け携帯電話の開発見直しを検討していることが明らかになった。
 

ソニー・エリクソンは世界4強に入る携帯電話メーカーで、昨年は1億台以上を世界で売り上げています。しかし国内販売は300万台程度です。

開発見直し理由のひとつは、ドコモの品質検査が非常に大変なためでしょう。国内向け端末の開発には1モデルあたり100億円ぐらいかかることがありますが、その半分以上がドコモの仕様に合わせるための開発と検証に費やされているとも言われます。

ドコモは電電公社時代の黒電話神話が抜けないのか、いまだに浮世離れした品質検査をしていることで日本企業の体力をそいでいます。

納品検査にそんな苦労をするぐらいなら止めてしまおう、ということなのかもしれませんね。完全撤退ではないということですが、世界的に見ればコストがかかりすぎるわりには売り上げ台数が小さいので見直そうということなのでしょう。

今回の件でドコモも少し考え直すのではないでしょうか。いい刺激になったのではないか、と思いますね。

 
 
テーマ2:ソニー レコードの音楽を取り込めるプレーヤー発売
ソニーはレコードの音楽をパソコンや携帯音楽プレーヤーに取り込めるレコードプレーヤーを4月15日に発売する。USBケーブルでプレーヤーとパソコンをつなぎ、付属ソフトで楽曲を保存する。価格は2万8350円。
 

これはいいですね。私はLPレコードをいっぱい持っており、それをCDに変換できるプレーヤーを先日、ANAの通販雑誌で衝動買いしましたが、このソニーの製品はもっといいですね。パソコンに取り込んでしまえばCDに焼くこともiPodにコピーすることもできるわけですから。こんなものが出てくるんだったら衝動買いするんじゃなかったと、ちょっと後悔しています。

 
 
テーマ3:ユーチューブをテレビで視聴も…
米ユーチューブとテレビ録画サービスのティーボは先ごろ、テレビ向けのインターネット動画配信で提携すると発表した。ティーボの専用録画機を使い、ユーチューブの動画をテレビ画面で視聴できるようにする。ユーチューブは松下電器とも同様のサービスを計画している。
 

日本の政府は、電波で飛んできたハイビジョン映像を大型画面で見るというお茶の間を未来図として描いているようですが、人々が求めているのは小さい画面でも面白い、ユーチューブ動画のような映像コンテンツです。

テレビメーカーやテレビ局も次第にそのことに気づき、ユーチューブとの提携を進めていますが、現在のユーチューブの映像を大画面で見る必要はありません。パソコンで十分です。わざわざテレビで見られるようにするのは、よけいなお世話、という気もしますね。

 
テーマ4:楽天市場が「レビュアー番付」制度
楽天は仮想商店街「楽天市場」に「レビュアー番付」という制度を導入した。楽天市場で購入した商品の使用感などを投稿した人を、投稿数や他者からの評価などをもとに「横綱」「大関」などに分類し、口コミを活用した販促につなげる。
 

これは、やってはいけないことですね。アマゾンなどもレビュアー制度は導入していますが、アマゾンの場合には読者が感想を書き込むだけの評価なので許容範囲です。

しかし楽天は、出店者から出店料を受け取っています。出店者もまた、楽天の客なのです。にもかかわらず、楽天が認めた「横綱」や「大関」などのレビュアーたちが出店者やその商品を勝手に評価するというのでは、お金を払った出店者たちは「バカにするな」と怒り出しますよ。いくら“横綱”の評価でも、楽天に出したがためにあらぬ中傷をされた、とカチンとくるでしょう。

これは非常に微妙なサービス、というかむしろ場所代を取っている人がやってはいけないことだと私は思いますね。商店街が入り口で店子(たなこ)の格付けを通行人に公表しているようなものですから。

今月の番組
先月の番組
来月の番組

ブロードバンドサービス

BBTの厳選のイチオシ番組が、「いつでも」「どこでも」「繰り返し」視聴できます。

今日の番組
今週の番組
今月の番組

スカイパーフェクTV! 757Ch

毎月約280タイトルのビジネス番組を提供!より多くの知恵や情報を得たい方へ。