私はお正月にオーストラリアに出かけていましたが、そこで驚いたのは日本で30万円ぐらいのアップル「マック」の高級機が急激な円高で21万円ぐらいになっていたことです。
アップルは世界同一の価格で製品を出していますが、これだけ通貨が変わるとどうしようもありませんね。これだと、オーストラリアの格安航空会社「ジェットスター」を使って向こうに行って買うほうが安いことになります。
iLifeに関しては、すでにほとんど完成されたソフトなので、発売自体はそれほど驚くべきことではありませんが、iPod向けの音楽配信でコピーガード機能をなくすことについては、さて、どうでしょうか?
アップルの音楽配信サービス「iTunesストア」では従来、1曲99セントが最低でしたが、4月からは69セントの曲も用意するそうですね。そうしておいて、楽曲は好きなだけコピーしていいですよ、というわけです。これは、レコード会社との力関係でアップルが俄然強くなったということの表れとも言えます。ただ、これが良いことなのか悪いことなのかは、まだ判断できませんね。アップル側から見ればiPodの売り上げがだいぶ下がってきているので、iTunesストアで儲けるほうが手っ取り早い、という判断があるとみられるからです。
一方、コピー防止機能をなくしたことで、iTunesストアからダウンロードする曲は、iPodだけでなく他の音楽プレーヤーでも再生できるようになります。いままではiPodだけしか使えないように囲い込みをしていましたが、それを取っ払ったということは、iPodの優位にそうとうな自信があるのでしょう。
もうひとつ、アップルについては気になることがあります。創業者でCEOのスティーブ・ジョブズ氏の体調が思わしくないことです。彼は以前、膵臓がんにかかり、手術後、スタンフォード大学の講演でその事実を明らかにして周囲を驚かせましたが、米タイム誌もここにきて「アップルはジョブズがいなくなったときに生き残れるのか」という記事を載せています。
現在、ジョブズ氏はホルモンバランスの崩れで体に必要なタンパク質が失われる病気にかかっていると言います。1月14日には、病気治療のため6月末まで休養すると表明しました。この発表でアップルの株価は急落しましたが、ジョブズ氏の健康問題は今後、要注意ですね。 |