アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)はフォーチュン誌の表紙を飾り、特集記事の扉写真ではキンドルを持って大量の本の山の上に座っています。「この大量の本がキンドル1台に収まるんだぞ」というわけです。今夏発売のキンドルは3世代目ですが、従来機も調子よく売れているようですね。
キンドルが従来の出版の流れを変える起爆剤になることは間違いありませんが、ここで油断していると足下をすくわれます。
つまり、アマゾンがキンドルを始めたから、このビジネスをアマゾンが総取りするというのではなく、書籍や新聞をダウンロードして読むということが一般的になれば、アマゾン以外の企業も軒並みこのビジネスに参入してくるということです。その結果、新しい出版ビジネスの競争は激化するでしょう。
ただ、いまのアマゾンは本をダウンロードして売ってよい権利を持っている、また決済のシステムをすでに持っている、という点で他の企業、たとえばグーグルに比べて圧倒的に優位にあると思います。キンドルが、CDを駆逐したiPodみたいな存在になる可能性が高まってきました。 |