イー・アクセスは次の投資先としていち早く「エリクソンに決めた」と宣言してスウェーデンの政府保証でお金を調達したわけです。金利は1.76%ですから、マーケットから集めるよりはるかに安い。うまい方法ですね。
エリクソンから見ると、スウェーデン政府のお墨付きで各国のインフラ投資がやれるということで、非常に楽になります。エリクソンはいま、中国になかなか参入できず苦労しています。そこでまず、日本を足場にして中国に入っていこうということでしょう。
ところで、次世代の携帯電話の通信方式を比較すると、米クアルコムが基本技術を開発し、最大受信速度40Mbpsの「WiMAX(ワイマックス)」が今年2月から日本でもサービスを始めています。しかし、この方式は意外に早く終わり、エリクソンが技術開発した「LTE」に移行してしまうのではないかと言われています。
WiMAXは日本ではKDDI系のUQコミュニケーションズが事業を行っていますが、最大100Mbpsの受信速度といわれるLTEはNTTドコモやau、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルなどすべてのキャリアが事業を行う予定です。1社あたり数千億円の投資をする予定で、これが実現すると光ファイバーも不要になるほどの高速通信網が完成します。
WiMAXは非常に期待されていましたが、LTEが進めば、飛ばされてなくなってしまうのではないかと言われています。とくにエリクソンはスウェーデン政府と一緒になって攻めてきますので、クアルコムも技術一辺倒の勝負ではかなわないかもしれません。 |