アメリカのタワーレコードなどの売り上げは落ち、民事再生に陥りました。iPod向けネット配信のiTunesストアが伸びているのに対し、日本ではゲオの売り上げが伸びているというのは不思議な感じがします。
ゲオはツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブを2006年に売上高で抜き、営業利益でも抜きそうな勢いとなっています。
ゲオは日本マクドナルド創業者の藤田田さんが一時期、株を持っていました。私は藤田さんがゲオの将来に非常に期待していたのを覚えています。実際、ゲオが今やっていることは私が昔から提唱していたことでもあるのです。
私は、ビデオがVHSテープからDVDになると、レンタル料は無料に近い低価格にできると提唱していました。VHSテープは再生すればするほど劣化するので補充が必要ですが、DVDは何回再生しても劣化せず、追加費用がかからないからです。
ゲオは数年前から、古い映画などは100円でレンタルするというサービスを展開しています。DVDはいくら回転させても物理的な接触がないので劣化しませんから、100円で5、6枚借りてくれる人がいれば十分に利益が出るのです。
こうした安値攻勢でゲオはシェアを取り、利益を出しています。ただし、2011年ごろから光ブロードバンドや地デジで一気に映像をダウンロードする時代がやってきます。ゲオが今のままの戦略だと、どこかでつまづくかもしれません。 |