楽天市場に入っている会員企業とのコミュニケーションは日本語じゃないとダメだと思いますが、ファーストリテイリングの柳井正さん(61)も似たようなことをほぼ同じ時期に言っています。
こういうことを志向するのは非常にいいことだと思いますが、英語化は日本企業をやめるというよりも日本企業がグローバルになるには避けて通れないことなんですね。
ドイツの企業は20年ぐらい前にアメリカで大型の買収をした結果、アメリカの工場に行って立て直しをしなければいけなくなり、社内公用語を英語にせざるを得なかったという事情があります。買ってしまった企業が経営不安となり、その影響で本社がつぶれるかもしれないという危機に瀕しました。3大化学会社やシーメンスなどの大企業が英語で結果が出せなければ部長以上にはしない、など大転換しました。
日本企業はいまごろこういうことを言い出しており、しかも言い出したのはエスタブリッシュメントに属するところではなく、新興の企業です。エスタブリッシュメントのほうは、どうも動きが遅いという感じですね。
日本の有力企業が英語を公用語化するのは簡単で、「英語ができなければ管理職にはしない」と言えばいいのです。韓国のサムスンもそうですが、サムスングループの数社がその方針を導入しただけで韓国の大学教育が変わり、高校も変わりました。母親たちの教育姿勢も変わりました。ドイツもシーメンスなど「あこがれの企業」が、英語ができなければ活躍の場はない、と宣言したことでガラリと変わりました。
楽天とファーストリテイリングだけでは、ワンマン社長が変なことを言っているな程度ですまされてしまいます。しかし、トヨタ自動車やキヤノン、パナソニックなどが宣言すれば一気に変わります。文部科学省に何を言っても変わりませんが、日本の5つぐらいの有力な会社が英語公用語化を言い出せば、それで決まりです。 |