BBT Learning Market

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番組概要

コミュニケーション

モチベーショナル・キャリアデザイン

環境の変化が激しく、情報量が圧倒的に多いビジネス環境の中では、マネージャーである自分自身が、ぶれない「自分の軸」を持つことが重要です。キャリアデザインも「自分軸」にもとづいていることで、モチベーションが継続し、それを業績につなげていくことが可能となります。
「仕事でのやりがい」や「充実した体験」など内側から引き出されたモチベーションは、長期的に継続し、激しいビジネス環境にも負けない強さと柔軟さを持つことができます。 本来、個人の充実と組織の生産性は対立するものではありません。「自分軸」に沿ってキャリアをデザインするアプローチを学ぶと同時に、それを業績に結びつけるアプローチを知っていることが重要です。内的動機が満たされ、やる気・能力もアップし、生産性にも貢献するモデルを、あなたも「モチベーショナル・キャリアデザイン」で手に入れてください。
この講座では、人生(ライフレベル)から自分を振り返り、それを組織の生産性に貢献するかたちに落とし込みます。さらに、自分や部下のキャリアをデザインするための理論をわかりやすく解説し、概要から実践方法まで豊富な事例を交えながら解説します。

番組詳細

第1回:「モチベーショナル・キャリアデザイン」の基本的な考え方

キャリアデザインを考えるとき、単に広い視野で見るだけでは不十分です。個人のやりがいや充実、長期的なモチベーションアップとともに、会社の戦略や業績とどう結びつけていったらいいか、両方を満たすための新しい考え方の枠組みを学びます。
会社側からの視点と社員個人側からの視点を整理し、会社も社員両方を満たす視点とはどのようなものか?また、それを実現するための前提となる考え方についても最初におさえます。これは、個人である「社員」が輝いて現場で活躍するために必須の考え方です。「外発的なモチベーションではなく、内発的なモチベーションと仕事の関係や特性についても学びます。

第2回:「自分軸」

「自分軸」=「何のために、どうなりたいか」=「価値観、ビジョン」があるのとないのとではどんな違いがでてしまうのでしょう。今の時代、なぜ「自分軸」が必要なのでしょうか?キャリアデザインをするときに、自分の中からわきあがる内的モチベーションを活用することの重要性と、引き出すための具体的な手法を学びます。また、「価値観とは?」「ビジョンとは?」についての専門的な知識や、「目標」との違いなどをわかりやすく解説します。

第3回:「価値観型」と「ビジョン型」

成功するキャリアデザインには、大きく2つの傾向があります。将来のビジョンをありありと思い描き、ビジョンから逆算して目の前の目標や中期目標を設定し、戦略的にキャリア形成していく『ビジョン型』。日々の業務で一貫した価値観を追及し、結果を出しながらキャリアを積み上げていく『価値観型』。
あなたはどちらの傾向が強いでしょうか?世界を舞台に成功している会社や著名人の方たちにはどんな特徴があるでしょうか?それぞれの強みや特徴をおさえながら、あなたのキャリアデザインに活用するための豊富な事例を紹介します。また、上司や部下の立場で傾向が違う場合の対話例など、身近な事例からも学びながら日々の業務へも活かしていく方法を身につけます。

第4回:4つのレベルの「自分軸」

「テンション」と「モチベーション」の違いをご存知でしょうか。両者を明確に区別したうえで、「モチベーション」を活かしたキャリアデザインについて学びます。
目の前の案件、現在の会社での役割と業務、将来の仕事、仕事以外のプライベート、それら4つの観点をすべて含むことで、キャリアデザインが個人のやりがいと業績という結果に結びつき、実際に役立つものとして機能します。
どんな職種・業種でも、仕事がうまくいっている人も不調な人も、この4つのレベルの自分軸をおさえておくことで、やりがいをもってキャリアを形成していくことができます。

第5回:会社と個人の共有ゾーン

グローバルな厳しい競争環境の中で業績をあげるためには、会社の視点から個人にプレッシャーをかけがちです。個人が委縮せずに、しかも、業績に直結するパフォーマンスをあげるために、どのような順番とアプローチをとればいいのでしょうか?斬新な発想法と方法論、うまくいかせるためのポイントを紹介します。
自律的な社員と会社がうまくやっていくための好循環を生み出すために、個人と会社の共有ゾーンをどうみいだしていくかがポイントです。そして、部下から上司へ、上司から部下へ、自分の思いを周りの人へしっかり伝えあい、お互いに共有ゾーンをみつけながらうまくやっていくためには、「相手の立場に立つ」コミュニケーションが必要です。そのために、準備とスピーチの具体的なステップを紹介します。ぜひ練習してみましょう

第6回:個人の自分軸を会社の成長力につなげる

第5回目までの復習をしながら、ポイントをおさえて応用事例を紹介します。自分軸をもとにして褒めたり叱ったりすることで大きな成果を出していく部下指導方法などのテクニックから、会社の期待と個人のやりたいことがくい違っている場合どうしたらいいかなど、現実に直面しがちな解決が難しいケースについても、人の心理をふまえながら現実的なアップローチ法を解説します。
具体的にどんなアプローチをしたら、部下のやる気を引き出しながら業績も出していくことができるのでしょうか?自分自身のキャリアデザインから目の前の部下指導法で結果を出す方法まで、モチベーションを活用する方法をわかりやすく解説します。
受講料(税込)
8,250

講義時間:3時間

受講期間:12ヶ月

講師紹介

平本あきお

ひらもとあきお

株式会社ピークパフォーマンス代表
1965年、神戸生まれ。東京大学大学院(専門は臨床心理)修士課程を修了。心理学講師、カウンセラー等を経て、渡米。シカゴの大学院にてカウンセリング心理学修士課程修了。帰国後は、北京五輪柔道金メダリスト石井慧選手や大学選手権2連覇の早稲田大学ラグビー部中竹竜二監督他、アスリートや芸能人、ビジネスリーダーのピークパフォーマンスコーチ(メンタルコーチ)として活躍。大手メーカー、金融、通信、IT系企業他で研修多数。著書に「コーチングマジック」(PHP出版)「成功するのに目標はいらない!」(こう書房)、「人生がうまくいく『心のスイッチ』の入れ方」(大和出版)など。