BBT Learning Market

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番組概要

PDU対象コース

【PDU対象コース】戦略発想法

少子高齢化などを背景として、すべての企業が一律に高い利益を実現することが極めて困難になった現在においては、右肩上がりの成長を前提として戦略を考えることのできた20世紀とは異なる発想法が求められます。
一見すると、暗い情報ばかりが飛び交う現在の経済環境にあっても、明るい情報を見つけ出し、明るい未来を描くための発想法こそが大切なのです。
本講座では、明るい未来を描く戦略にたどり着く有用なツールとして、10の“戦略思考の型”(発想法)を取り上げ、それぞれ経営戦略への活用事例などを交えながら解説いたします。過去の成功体験に依存しているだけでは新しい時代に勝ち残るための戦略は生まれません。既存の要素から新しい組み合わせを発見することが大切です。

番組詳細

第1回:総論:21世紀型ビジネスマンの頭の使い方/「ホワイト・スペース」

戦略的課題の本質は、表面的な症状ではなく“構造”にあります。それゆえに、数多のビジネス書に書かれている教科書的な戦略を単なる知識として詰め込み、自社に当てはめるだけでは課題の解決につながらないことが多いのです。すなわち、課題を解決できる戦略それ自体が、教科書的な戦略を超えて、独自性を追求した“アイデア”でなければなりません。

第1回では、“アイデアとは何か”を知っていただいたうえで、「ホワイト・スペース」という発想法について解説します。自社の製品・サービスの可能性を、従来とは異なる市場や用途で見つめ直すことの意味と意義を考えていただきます。

第2回:「因数分解」と「ロジック計算式」

第2回では、「因数分解」と「ロジック計算式」を解説します。
戦略を考えるうえでは、大きな塊(情報)を、自社の利益を高めることにつなげられる要素・要因に分解する発想法である「因数分解」が強力な武器になります。「因数分解」を適切に行うことができれば、一見すると自社の収益を脅かす情報ですら、逆にビジネスチャンスに変えることができるかもしれません。
「ロジック計算式」は、論理的に事象を展開することで、世の中にないデータを生み出すことができる発想法です。これは、個々の事象・要素を論理的に積み上げ、最終的に戦略的に意味のある情報に仕上げるプロセスと言えますので、いわば「因数分解」の応用に当たります。

第3回:「マトリクス」と「3C」

第3回では、「マトリクス」と「3C」を解説します。
「マトリクス」と言えば、ボストン・コンサルティング・グループが考案した「PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス)」が極めて有名です。世の中の事象を2つの軸(複数の価値軸)で捉え、より広く深い立体的な分析につなげるために有用な発想法です。講義では、便利であるがゆえに濫用も目立つ「マトリクス」について、活用する際の留意点も解説します。
「3C」は、経営環境を“自社:Company”、“顧客:Customer”、競合:Competitor”の視点から捉える発想法で、戦略を考えるうえでは一般的な発想法であると言えます。講義では、基本的なフレームワークに加え、CustomerとCompetitorを捉える際のポイントなども解説します。

第4回:「バリューチェーン」と「経験曲線」

第4回では、「バリューチェーン」と「経験曲線」を解説します。
「バリューチェーン」は“付加価値”をつける連鎖のことですが、これを的確に理解することが事業戦略を策定するうえで必要不可欠であることに鑑みると極めて重要な発想法といえるでしょう。過去の成功事例を参考としながら、“付加価値を生むバリューチェーンとは何か”を考えていただきます。
「経験曲線」は、ボストン・コンサルティング・ブループが発見した“累積生産量が2倍になるとコストは20~30%低減する”という製造コストに関する特性のことです。戦略上は、特に価格戦略を考えるうえで極めて重要な視点、発想法になります。

第5回:「バリュープライシング」と「異同の視点」

第5回では、「バリュープライシング」と「異同の視点」を解説します。
「バリュープライシング」は、自社の製品価格に“付加価値”を持たせるための発想法です。成熟社会にある現在の消費者にとっては、心の豊かさを満たしてくれる製品・サービスに対するニーズが高く、そのニーズを満たすこと自体に「バリュープライシング」実現の鍵が隠されています。
「異同の視点」とは、組織の目に見えるもの(制度)と目に見えないもの(企業文化)が、他の組織と比べて“何が異なり、何が違うのか”を把握する視点のことです。組織の変革を戦略に掲げる企業にとっては欠くことのできない発想法と言えます。

第6回:「戦略方程式」

最終回の第6回では、「戦略方程式」を解説します。
「戦略方程式」とは、企業のとるべき戦略を“こうありたい自分-現状=すべきこと”という引き算で考える発想法です。講義では、「戦略方程式」に基づく戦略のプロセスである“Goal:ミッション、ビジョン・目標設定”、“Reality:現状分析”、“Option:解決代替案の検討”、“Ws:実行計画”という4つの段階(GROW)それぞれについて、陥し穴や成功の鍵を解説します。

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【PMP資格用講座】プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル[7PDU、7時間] 峯本 展夫 19,250円全6回
受講料(税込)
16,500

講義時間:6時間

受講期間:12か月

講師紹介

本島 康史

もとしま やすし

ボストン・コンサルティング・グループ ヴァイスプレジデント&ディレクター
東京大学法学部卒、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士(国際経営学)。株式会社住友銀行企画部、業務統括部にて予算策定、収益管理、業務企画、日本銀行対応等の業務に従事。その後、A.T.カーニー株式会社を経て現在に至る。銀行、証券、保険等の金融機関を中心にM&A、PMI(M&A後の統合)、資本戦略、中期経営計画策定、マーケティング戦略策定・実行支援、組織能力構築、企業文化改革等のコンサルティングを数多く経験。