
【内容紹介】
「なぜ、我々の高い技術で作った製品が、医療現場で使われないのか?」 その答えは、開発の「順番」が間違っていたことにあります。
日本の製造業には、世界に誇る技術力があります。 切削、研磨、センサー、ロボティクス……。しかし、こと医療機器開発においては、「技術的には完璧なのに売れない」「薬事承認は取れたのに保険がつかない」「医師から『使いにくい』と言われてお蔵入りする」という悲劇が後を絶ちません。
多くの日本企業は、こう考えます。 「この素晴らしい技術を使えば、きっといい医療機器ができるはずだ」 「まずは試作機を作って、先生(医師)に見せに行こう」
残念ながら、この「モノづくり(試作)」から始めるアプローチこそが、失敗の最大の原因です。
本書は、数多くの医療機器スタートアップを生み出してきたシリコンバレー流の「ニーズ起点開発」のメソドロジーを、日本の商習慣や独自の規制環境に合わせて体系化した、「医療機器ビジネスの事業化戦略」の入門書です。
著者は、日本の大手精密機器メーカーでエンジニアとして「モノづくり」の最前線を経験した後、渡米。米国シリコンバレーで9年半にわたり、現地のスタートアップや日系企業の事業開発を支援してきました。 「技術の日本」と「戦略の米国」。その両方の現場を知り尽くした著者だからこそ書ける、「日本企業が『死の谷』を越えて成功するための勝ち筋(ロードマップ)」を余すところなく公開します。