新興国が世界の工場から世界の市場へ目まぐるしく変貌を届けるなか、ACEAN諸国も日本企業にとって生産拠点としての役割の重要性に加え、消費市場としての魅力が高まり注目を集めている。
そして海外事業展開において人的資源管理面にて従来の本国主義的な経営スタイルに歪みがおきており、現地に棲み込み現地の人材と共に製品開発や経営企画を立案する能力や、流通・販売チャネルの開拓やマーケティングなどを担うことができる人材の育成が急務となっている。
こうしたASEAN諸国の産業構造の変化における問題点や課題を整理し、ASEANの今後の可能性や地域戦略のヒントを多くの企業の事例から解説する。