目まぐるしく変化を遂げる中国のビジネス界。デジタルエコノミーとしては、中国企業は日本を超え急速に進んでいます。特にAIの進化は目まぐるしくFintechを中心に中国の14億人のデータを活用したサービスが活用されています。
本番組では中国のデジタルエコノミーの構造の変化における最新の事例をご紹介し、今後の中国におけるビジネスの可能性や中国のデジタルエコノミーに対応していく上で必要なポイント解説します。また、中国における新しいプレイヤーをゲストに迎え、最先端の中国デジタルエコノミーを紹介ご紹介します。
番組概要
グローバルビジネス
中国のデジタルエコノミー
番組詳細
第1回:中国のデジタルエコノミー 概論
中国のGDP(国内総生産)は2010年に日本を追い抜いて世界第2位となり、2015年時点では日本の2・5倍を超える規模にまで成長した。その巨大経済圏は現在、スマホを中心に据えるデジタルエコノミーの動きが加速、生活の便利さを徹底追求した未来世界へと変貌しつつある。財布の要らない生活は当たり前で、かゆいところに手が届くような多彩なアプリが用意され、サービスが生まれ続けている。アリババやテンセントなどが大きな事業シェアを押さえるが、有力ベンチャーも多く、今後の新ビジネス誕生にも期待できる。
ゲスト:Joon Sung Park氏(Legend Capital エグゼクティブディレクター)
ゲスト:Joon Sung Park氏(Legend Capital エグゼクティブディレクター)
第2回:急成長する中国ベンチャー市場 ~イノベーションを支えるインフラ~
1日に1万社以上起業しているという驚異的活況を呈する中国ベンチャー市場について、同国大手ベンチャーキャピタルのエグゼクティブが発展要因を探る。六つのキーワードがあり、中でも大きいのは、絶え間なく優秀な人材が輩出されることだ。近年海外留学者のうち約80%の40万人以上は帰国し、多くは創業を目指す。伝統産業も市場シェアが高くなく新需要創出の芽は多い。世界でも巨大規模を誇る大手IT企業も起業を支援、同国ベンチャー市場はハイリスクながらハイリターンも望める世界有数の巨大規模に育った。
第3回: 中国におけるフィンテックの成長
ゲスト:岡 玄樹氏(アント フィナンシャル ジャパン 代表取締役社長)
第4回:中国におけるO2Oの進化
GoogleやFacebookなどアメリカ勢の独壇場だったアプリケーションサービス界に、Iotを駆使した中国発の新しいプレーヤーが現れた。世界初のスマート自転車シェアリングを展開するモバイクだ。創業者は交通系ライターをしていた30代の女性。設立以来圧倒的な利便性で支持を獲得、海外へも急速に拡大している。交通渋滞や環境汚染が深刻化する都市の持続可能な解決策として期待が高まる一方、膨大な個別移動データの活用により、ヘルスケアや小売り最適商圏など、さまざまなビジネスの可能性が生まれている。
ゲスト:木嵜基寛氏(モバイクジャパン株式会社 アクティング・ジェネラル・マネージャー)
名智理佳氏(モバイクジャパン株式会社 東アジア戦略室)
ゲスト:木嵜基寛氏(モバイクジャパン株式会社 アクティング・ジェネラル・マネージャー)
名智理佳氏(モバイクジャパン株式会社 東アジア戦略室)
第5回:中国のシェアリングエコノミー
中国のデジタルエコノミーにおいて、産業全体に最もインパクトを与えているのがシェアリングエコノミーだ。起業に積極的な国民性や電子決済による個人信用の担保、政府の失業対策が追い風となり、さまざまなビジネスが生まれている。サービスは余剰リソースの提供と資産のレンタルに大別されるが、スキルやノウハウなどソフト面のマネタイズも盛んな同国では、事業を日本に拡張するベンチャーの動きが活発になっている。今回は、呉培宏氏をゲストに招き、食を切り口にしたシェアリングビジネスの事例を紹介していく。
ゲスト:呉 培宏氏(イーランチテクノロジーズ 共同創業者)
ゲスト:呉 培宏氏(イーランチテクノロジーズ 共同創業者)
第6回:日本企業の中国デジタル戦略
日本企業が中国に進出して事業を成功に導くためには、いかにデジタルエコノミーの変化に対応して消費者と向き合っているかが重要になる。日本で多くの支持を集めるコンテンツが海外でそのまま受け入れられるとは限らない。本番組では、ベネッセコーポレーション上海現地法人マーケティング責任者である中村晋一良氏を迎え、中国市場を開拓して事業を軌道に乗せるまでの過程や背景、デジタルコミュニケーションをどのように活用しているか等を深掘りする
ゲスト:中村晋一良氏(ベネッセコーポレーション上海現地法人 マーケティング責任者)
ゲスト:中村晋一良氏(ベネッセコーポレーション上海現地法人 マーケティング責任者)