BBT Learning Market

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番組概要

IT・Web

IoTが経営に与えるインパクト

IoT、モノのインターネット(Internet of Things)とは、産業機械から消費材まで私たちの日常を構成している「モノ」が相互接続するネットワークです。
テクノロジーの進化により業界の垣根が消え、各業界にどの様な変革がおこっているのか事例を交えて紹介します。
また、経営者がIoTの変革をどのように捉え、どのようにビジネスに活かせるのかを解説していきます。

番組詳細

第1回:IoT/データ活用時代のビジネス戦略

IoTとは、経済や生活を支えている機械や消費材等、身の回りの「モノ」が相互接続し、社会に新しい価値を生み出すことである。当番組は、現在起こっている変革を経営者側に立って分析し、今後の業務の在り方を考察していく。講師の稲田修一氏は、データ活用によるビジネスモデルの研究者であり、情報未来創研では主にリーダー向けのコンサルを行っている。
第1回は「IoT/データ活用時代のビジネス戦略」をテーマに、今後どのような価値創造が可能になるのか、われわれはどう対応していけばいいのかを解説する。

第2回: IoTビジネス最前線(1)

シリーズ2回目は、IoT(物のインターネット)を推進する株式会社アプリックスCTO(最高技術責任者)石黒邦宏氏と、セーフィー株式会社代表取締役佐渡島隆平氏を招き、IoTビジネスの着眼点を聞く。アプリックス社では、身近な生活周りにある機器に独自通信モジュールを組み込むことで、さまざまな情報をクラウド経由でスマートフォンなどに通知するアプリケーションを開発する。セーフィー社は、監視カメラの映像情報をクラウドに集め、映像活用に力点を置いたサービスを安価に実現するシステムを組み上げた。

第3回:IoTビジネス最前線(2)

シリーズ3回目は、発展目覚ましいクラウド技術を利用してIoT(物のインターネット利用)ビジネスを進めるゲスト二人を迎える。一人はソラコムの玉川憲氏。音声通信はなく、物だけのデータ通信に特化したモバイルビジネスを展開、1日単位の従量制通信費を設定して多数の契約者獲得に成功する。もう一人は、Global Mobility Serviceの中島徳至氏。長い期間に及ぶEV(電気自動車)普及促進活動の経験を生かし、金融機関などとの企業連携や、ネット接続ためのデバイスを独自開発することで自動車の活用拡大を目指す。

第4回:経営としてのサイバーセキュリティ

2012年のロンドン五輪期間中、関係システムへのサイバー攻撃は1秒間当たり150回にも達したとされる。サイバーセキュリティーを進める際に必要なのは、IT(情報技術)という狭い分野で考えるのではなく、経営陣全員の理解はもとより、組織従事者一人一人が重要性を自覚することである。さらにIoT(物がネットにつながる)時代を迎える現代ではサイバー攻撃に遭うことを前提に、いち早く攻撃を検知し、その後の復旧対策をどう備えるかも大切だ。五輪開催迫る日本はセキュリティー意識の大胆な変革が求められる。
受講料(税込)
11,000

講義時間:4時間

受講期間:12ヶ月

講師紹介

稲田 修一

いなだ しゅういち

東京大学先端科学技術研究センター特任教授
九州大学大学院工学研究科修士課程修了(情報工学専攻)、米国コロラド大学大学院修士課程修了(経済学専攻)。1979年に郵政省(現総務省)入省。以来、モバイル、ユビキタス、セキュリティ、情報流通など情報通信分野の政策立案や技術開発・標準化業務などに従事。2012年に大臣官房審議官で総務省を退官。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任教授。ビッグデータや M2M、センサーネットなどに関する産官学連携を担当。

横浜 信一

よこはま しんいち

NTT Head, Cyber Security Integration
大学で原子力工学を学んだ後、通商産業省(現:経済産業省) 入省。エネルギー、情報サービス、産業技術各分野の政策に携わる。途中、ハーバード大学ケネディ行政大学院へ留学。マッキンゼー・アンド・カンパニーにて通信・IT分野を中心としたコンサルティングに従事。東京事務所のテクノロジー・グループの代表を務める。NTTでは海外事業会社の経営統合に携わった後、2014年7月からグループ横断のサイバーセキュリティに関する対外スポークス・パーソンとして「パブリック・アドボカシー」に取り組んでいる。