日本創世会議の消滅可能性市町村予測が話題を呼びましたが、豊島区など東京でも人口消滅の危機のある自治体があります。今後の自治体は若者を集めるだけでなく、彼らが子供を産みたくなる、産んだ後もそこに住み続けたくなるまちづくりが求められてきます。そこで昨年は人口減少時代の住宅市場を特集しましたが、今回は住宅に限らず空き家対策、少子化対策も含めた都市、街づくりの、行政、企業、市民レベルでのそれぞれの新しい挑戦を紹介していきます。
社会デザイン研究者 1958年生まれ。 82年 一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集室勤務。86年 同誌編集長。 90年、三菱総合研究所入社。
99年 「カルチャースタディーズ研究所」設立。 消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している。
著書に、80万部のベストセラー『下流社会』のほか、『第四の消費 つながりを生み出す社会』『データでわかる2030年の日本』『日本人はこれか ら何を買うのか?』『東京は郊外から消えていく!』『「家族」と「幸福」の戦後史』『ファスト風土化する日本』『東京高級住宅地探訪』など多数。