BBT Learning Market

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番組概要

イノベーション

ロボット革命が生み出す超高齢社会の新産業

グーグルが自動運転車の実証試験を進め、アマゾンがドローンによる無人機での配達を目指すなど、ロボットに対する巨額の投資が活発化している。AI・ロボット技術の社会への浸透でこれからの世界、働き方、生き方がどう変わっていくのか、日本の強みを生かした解決策を解説する。また、ロボット市場では、どのような商品がこれから売れるのか、世界のイノベーション創出の現場を紹介し、ロボット社会の今と未来に関して解説する。

番組詳細

第1回:SINGULARITYと超高齢社会のイノベーション

日本が現在直面する超高齢化社会のさまざまな問題を乗り越えるためには、ロボット・AI技術の活用が欠かせない。加えて、現在のリハビリで障害を回復させる取り組みから、健康寿命を延ばすライフイノベーションの実現へと発想を転換しなければならない。本番組では、3回にわたって、ロボット革命が生み出す超高齢社会の新産業を検討・提案する。第1回目の今回は、「SINGULARITYと超高齢社会のイノベーション」と題して、新しい産業を創出することで日本経済の活性化を目指す方策を紹介する。

第2回:超高齢社会に必要なロボティクスとは?

超高齢社会において、看護・介護環境の充実は必須のものとなっているが、現状を見ると、過酷な労働条件から来る従事者不足など、将来が不安になる要素ばかりが目立つ。ロボット革命によって、これらの課題を解決し、かつ新産業を創出することが可能になる。オリックス・リビング株式会社では、高齢者施設を自社で運営する傍ら、介護業界に必要なロボティクスの啓発・普及活動を続けている。
本番組では、同社の企画部広報課長・入江徹氏をお迎えし、利用者の立場から見たロボティクスの必要性をお聞きする。

第3回:DESIGN DRIVEN INNOVATION

従来の日本の産業では、利用者のニーズを満たすソリューションで収益の向上を図ってきたが、今後は、商品開発のスタート段階からユーザーが参画し価値を創出することが望まれる。その点においてデンマークは、人間中心主義で物事を発想し、産官学の人材交流が活発に行われている。日本のものづくり技術とコラボレーションし、連携して産業創出に取り組むべき国だといえる。
大使館投資部部門長の中島健祐氏をお招きし、デンマークの先進性・革新性を検証し、日本企業が採るべき道を考察する。
受講料(税込)
8,250

講義時間:3時間

受講期間:12ヶ月

講師紹介

本田 幸夫

ほんだ ゆきお

大阪工業大学 工学部ロボット工学科 教授
デンソーを経てパナソニックにて高効率モータの研究・開発に従事した後、2001年 海外会社の経営責任者、2003年よりモータ社CTOを担当。2006年 本社技術部門にて新規事業(生活支援ロボット)の創出を担当。2013年より大阪工業大学工学部ロボット工学科教授。大阪大学医学部医学研究科 招聘教授兼任。国立研究開発法人産業技術総合研究所、技術移転ベンチャー アルボット社CEO兼任。2015年より国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 産学連携部 ロボット介護機器開発・導入促進事業プロジェクトスーパーバイザー兼任。