BBT Learning Market

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番組概要

マーケティング

越境ECによるビジネスチャンス

全世界のB2C向けのEC取引量のうち、越境ECに占める割合は2014年時点で14.6%あり、さらに今後2020年までに30%近くまで拡大するといわれている。
日本企業にとっては越境ECを通じた市場開拓が新しい課題となっており、日本企業も越境ECの国際プラットフォームを活用した市場開拓のノウハウを得ることは重要である。そこで、変化の激しい越境ECの課題・問題点・長期的な展望などを解説し、越境ECが今後のビジネスにどの様な影響を与えるか、越境ECがもたらす日本企業へのビジネスチャンスに関して解説する。

番組詳細

第1回: 越境ECの現状と可能性

国を越えてものを売る越境ECは、人口が減っていく日本にとって、今後の経済活動として大きな意味を持つと予想される。本講座では越境ECの可能性を多方面から分析し、ビジネスチャンスの道を探っていく。
第1回目は、まず全体像を捉え、成功事例を紹介しながら現状の問題等を考える。講師はスタイルビズ代表取締役の青山直美氏ことペンネーム村山らむね氏。無類の通販好きで、自身の結婚道具をほぼ海外も含めた通販でそろえたほどだ。ECの購買キャリアは22年、買い手目線も考慮しながら講義を進めていく

第2回:インバウンドと越境ECのプロモーション成功法(1)

越境ECは中国の巨大市場において、成長が最も著しい。日本製品の売上げも順調で、2016年は約9千億円超とも言われる。前回は越境EC市場の全体規模や成長率を見てきたが、やはり現地のことは現地の方に聞くのが一番ということで、中国市場戦略研究所代表であり、多摩大学員客員教授も務める徐向東氏を招き、リアルな中国の話を聞く。越境ECを中国人はどう捉えているのか、インバウンドの現状や、中国内での買い物スタイル等、現地にしか分からないことを解説していただき、日本企業進出のポイントを探る。
ゲスト:徐 向東氏(中国市場戦略研究所 代表/多摩大学院 客員教授)

第3回:インバウンドと越境ECのプロモーション成功法(2)

中国内における越境ECは、政府の後押しもあり、年を追うごとに活発化している。中でも日本製品の売上げはトップであり、前回はそのバックグラウンドと将来性を解説した。今回はもう一歩推し進め、では、日本企業が効果的に越境ECに乗るには、具体的にどのような行動を取ったらいいのか。消費者に日本製品の理解を深め、購買意欲を高めてもらう方策を、引き続き中国市場戦略研究所の除向東氏に解説していただく。キーワードは、数字を重要視する日本の戦略でなく、中国人には「体験」させること、除氏は力説する。
ゲスト:徐 向東氏(中国市場戦略研究所 代表/多摩大学院 客員教授)

第4回:中国越境EC進出の実態

ゲスト: 川部篤史氏(株式会社JIMOS DMS事業部長兼ホールセール事業部長)

第5回: 越境ECプラットフォームとしての eBay

本シリーズは、主に中国の越境ECの事例を取り上げたが、実際は欧米等、世界へ広く浸透している。最終回となる本講義では、グローバルに向けたプラットフォームをテーマに、イーベイ・ジャパンの戦略を紹介する。米国に本社を持ち、2009年、過去の撤退から復活して日本へ再参入。現在、国内ではまだ発展途中だが、海外ではインターネットオークションの最大手として名高い。代表の佐藤丈彦氏を招き、eBayが目指すグローバル展開や、越境市場の世界動向を聞き、講師と共に講義の最後を締めくくっていただく。
ゲスト: 佐藤丈彦氏(イーベイ・ジャパン株式会社 代表取締役社長)
受講料(税込)
13,750

講義時間:5時間

受講期間:12ヶ月

講師紹介

村山 らむね

むらやま らむね

有限会社スタイルビズ 代表取締役
1989年慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、2004年消費者目線のマーケティング支援の有限会社スタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やeコマース関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会など各種委員を歴任。